受験百景(予備校講師のブログ)

英語、数学、国語などを教えています。「受験」や「入試問題」に関係する話、日々の雑感を様々な視点から書きます。備忘録も兼ねていますので、くだらない話もあるかもしれません。

オンライン授業のおかげで東大合格者が増える理由とは

 

 緊急事態宣言延長により、都立高校でのオンライン授業も引き続き実施されるようです。

news.tbs.co.jp

 

 

「生徒の学びを止めない」という考えのもと、オンライン授業が実施されているようですが、果たしてオンライン授業は効果的なのでしょうか?

 

都立高校で東大合格者数の最も多い日比谷高校がオンライン授業に力を入れています。

 

少し古いですが、「公立高トップ、都立日比谷がオンライン授業続けるワケ」という記事が出てくるくらいです。

style.nikkei.com

 

 

日比谷高校は東大合格者が

・2020年 40名

・2021年 63名

と、コロナ禍で大きく躍進しています。

 

様々な要因がありますが、オンライン授業が貢献したとも言えるでしょう。

 

オンライン授業を実施すると東大合格者数が増えるのです。

 

その理由は

 

・授業中の内職が自由にできる

・登下校の時間がなくなり、勉強時間が増える

・部活動や学校行事に使う時間がなくなり、勉強時間が増える

 

です。

 

少し悲しいですが、これが現実です。

 

 

 

5月末までの約1ヶ月間、オンライン授業が続くとしたら、今年も日比谷高校は多くの東大合格者を出せるかもしれません。

 

昨年とは異なり、予備校や塾は休講になっていないため、成績上位層は今まで以上に効率よく勉強できそうです。

 

このあたりの事情は、学校側も把握しているのでしょうか?

(分かっていて、オンライン授業を実施しているならすごい!)

 

当たり前のことかもしれませんが、授業をたくさん聞くよりも、自分で勉強した方が実力がつくのです。

 

少ない授業の中で、勉強のヒントをもらったり、やる気を高めたりして、自分の勉強を充実させることが大切なのです。

 

あまり大きな声で言うと怒られるかもしれませんが、「自称進学校」に限って授業をたくさん詰め込んでいます(放課後講習などと称して夕方・夜まで授業をやっている…)。

 

その割に、東大合格者数が伸びている学校はありません。

 

授業は最小限にして、自由に勉強させた方が東大に受かるのです。

 

極端な例ではありますが、数学オリンピックに専念するために私立の進学校をやめて、都立の通信制高校に転校した人もいました。

 

2021年度は通信制のN高校が東大理三を輩出するなんてこともありました。

 

授業を詰め込んで無理矢理勉強させても、先生と生徒の双方が大変なだけです。

 

コロナ禍でこのことに気づいて躍進する高校は出てくるのでしょうか…?

 

 

 

過去の記事もご覧ください。 

jukenn.hatenablog.jp

jukenn.hatenablog.jp

jukenn.hatenablog.jp

 

 

私立女子大、コネがあれば合格できる…?

 

f:id:jukenn:20210404193047j:plain


 

私立女子大の多くには、親族が卒業生や在校生であれば受験できる(≒合格できる)枠が用意されています。

 

いわゆる「コネ」で合格できるというやつです。

 

存在を隠していると思いましたが、調べてみるとwebページに載せるくらい大々的に行っているところもありました。

 

一部を紹介します。

 

ますは、関東の学校4つです。

 

聖心女子大

【卒業生子女対象アドミッション・オフィス方式】

聖心女子大学では、「聖心スピリット」の継承を目指し、ご息女をやはり聖心女子大学へ進学させたいと願われる卒業生の思いにお応えするため、卒業生(宮代会正会員)の子女を対象としたアドミッションズ・オフィス入試を設けています。

 

と説明され、母または祖母が卒業生であれば対象になるようです。

 

 

・清泉女子大

【卒業生子女・在学生姉妹推薦入学】

卒業生子女・在学生姉妹推薦入学制度は、建学の精神や学風を深く理解し、共感してくださる卒業生および在学生の親族(子・姉妹・孫)を積極的に受け入れることにより、清泉女子大学の良き学風と伝統を将来にわたって維持し、一層の振興を図ることを目的としています。

 

と説明され、卒業生および在学生の親族(子、姉妹、孫)が対象になるようです。

 

 

昭和女子大

【光葉同窓会推薦入試】

推薦者が母校の教育方針に賛同し、自身の子供や孫、また近隣・知人にも昭和教育を受けさせたいと考え、そして、対象となる受験生が、本学の教育方針を理解し本学への入学を希望する場合にご推薦ください。

 

と説明され、親族でなくても受験できる制度になっています。

 

 

・共立女子大

【卒業生子女推薦】【櫻友会支部推薦】【卒業生教員推薦入学者選抜】

特に理念などは説明されていませんが、卒業生の子女、姉妹、孫だけでなく、櫻友会の支部から推薦がある者、卒業生の教員から推薦がある者が受験できる制度になっています。

 

 

 

 

 

ここから関西の学校4つです。 

 

 

・梅花女子大

【ファミリー入試】 

特に理念などは説明されていませんが、「卒業生あるいは在学生」の1~4親等の親族であれば受験できる制度になっています。

 

 

・神戸女子大

【神女ファミリー入試】

特に理念などは説明されていませんが、4親等以内の親族(祖母や母・姉妹のほか、叔母(伯母)や従姉妹など)に本学園の卒業生もしくは現在在籍している方がいると受験できる制度になっています。

 

 

・大阪樟蔭女子大

【ファミリー入試】

本学の建学の精神に対して深い理解を示し、歴史と伝統とともに時代に則した教育目標に基づいた本学のミッションおよびポリシーに賛同していただける、本学の女子専門学校、大学、大学院、別科、短期大学(短期大学部)、高等学校、中学校を卒業または修了した者(在学生含む)の1~4親等以内の方々を対象とした入試制度です。
より多くの関係者に学園の魅力をより一層感じていただき、特に卒業生・在学生の親族の方々への優遇をはかりたいと思います。この機会に本入試をぜひご利用ください。

 

と説明され、卒業生の1~4親等以内が対象になるようです。

 

 

京都光華女子大

【光華ファミリー選抜】

特に理念などは説明されていませんが、「卒業生あるいは在学生」の1~4親等の親族であれば受験できる制度になっています。

 

 

 

関西では「ファミリー入試」と呼ぶ文化になっているようです。

 

初めて知りました。

 

さて、これらの入試が「不正」になるかというと、現在はなっていないようです。

 

「大学入学者選抜実施要項」を文部科学省が発表していますが、そこには「入試は公正かつ妥当な方法で」と記されているだけで、細かい選抜方法は指定していません。

 

大学が好きな方法で入試を行えるようになっているのです。

 

上記のような親族を優遇する制度を「公正かつ妥当」と判断できるかどうかの問題なのです。

 

文部科学省の判断としては「問題なし」になっています。

 

ただし、医学部の不正入試としてニュースになったこともありました。

例えば、以下の記事では、卒業生の親族を優遇した日大医学部が不適切だと紹介されています。

mainichi.jp

 

 

「公正かつ妥当」の線引きはなかなか難しいようです…

 

 

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

jukenn.hatenablog.jp

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ブラックPASMOを手に入れました(のるレージ修行終わり)

 

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東急電鉄から「名誉駅長達成記念オリジナルPASMO付会員証」(ブラックPASMOが届きました。

 

1月に名誉駅長になることができ、そのときの申請分が2ヶ月経ってようやく到着しました。

 

こちらの記事です。

jukenn.hatenablog.jp

 

 

入っていた封筒には、

 

ポイントためるほど、偉くなる。

偉くなるほど、良いことふえる。

 

という標語が書かれていました。

 

入手方法は以下の通りです。

 

①「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に自分のSuicaPASMOを登録する

 

②「のるる」を貯めて、ランクを上げていく

駅員→主任→助役→首席助役→駅長→名誉駅長と5段階昇格しなければなりません。1ヶ月で1ランクずつ上がるので、少なくとも5か月は必要です。

「のるる」は

東急線の定期区間内で降りると10のるる

東急線の定期区間外で降りると20のるる

だけ貯まります。

ただし、1日に2回以上下車した場合には、最も多いのるるが1日1回のみ貯まります。

それぞれの昇格には必要な「のるる」が定められています。

例えば、「駅長→名誉駅長」の条件は1ヶ月で「350のるる」です。

定期区間内で移動している限りは最大「10(のるる)×31(日)=310のるる」しか貯まらないので、達成不可能です。

定期券を作らずに東急線を1ヶ月に18回以上利用する必要があります。(もしくは定期券を持ちながら、定期区間外で降りる回数を稼ぐ)

 

③名誉駅長になる

 

④自動的に送られてくるわけではないので、申請を忘れずに

名誉駅長になると、ブラックPASMOを作りますか?というメールが送られてきます。ここから申請する必要があります。

 

 

 

以上の工程で、入手することができます。

 

世の中では「修行」と呼ばれています。

 

抽選ではないので、条件を達成すれば確実に手に入れることはできますが、時間と労力が非常にかかります。

 

興味がある人はやってみてください。

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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2021年東大合格者数ランキング(21位~30位)速報値を見た雑感

 

2021年3月10日(水)に東大入試の合格発表があり、各高校から何人の合格者がいるのか、集計が始まっています。

 

速報値ですが、ランキングを見た感想を書いていきます。今回は21位~30位を取り上げます。

 

1位~20位は前回、前々回の記事をご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

jukenn.hatenablog.jp

 

 

 

以下のwebページを参考にしています。

www.inter-edu.com


 

 

 

第21位 東京学芸大学附属高校 30名

現役合格者16名…一桁も見えてきているか…

高校受験の優秀層を日比谷と横浜翠嵐に取られる流れがはっきりと見えている。

 

 

第22位 筑波大学附属高校 29名

39→38→31→36→29と推移していて、ゆったりと減少。

国立大附属高校の全盛期は終わったか…

 

 

第23位 武蔵高校 28名

東京学芸大附属、筑波大附属、武蔵とかつてのトップ10常連校がここに並ぶ。

 

 

第24位 洛南高校 26名

20→13→16→26と推移し、増加傾向。

今年も理三2名と、理三を安定的に輩出。

 

 

第25位 茨城県水戸第一高校 23名

昨年の8名から、大幅に増加!

今年の公立高校は強い!

 

 

 

第26位 市川高校 22名

推薦で2名合格。スーパーサイエンスハイスクールSSH)は東大推薦に強い?

 

 

第26位 茨城県土浦第一高校 22名

水戸第一と優秀層を奪い合わなければ50名近く東大を出せる…?

 

 

第28位 豊島岡女子高校 21名

29→29→21と推移している。医学部に強い学校として、よく取り上げられている。

東大はこれ以上伸びないか…

 

 

第29位 東京都立西高校 20名

日比谷と大差がついてきた…

 

 

第29位 富山県富山中部高校 20名

個人的に気になる高校。毎年20名前後を輩出。

公立高校ではあるが、理三も安定的に出ている。今年も1名。

 

 

※発表されていない学校もありますし、集計が進むにつれて多少数字が変わることもあります。

 

 

 

〈おまけ〉

引き続き、古い東大合格者数ランキングを見てみます。1961年です。

 

第1位 都立日比谷 171名

第2位 都立戸山 117名

第3位 都立西 109名

第4位 都立新宿 100名

第5位 都立小石川 82名

第6位 東京教育大附属 70名

第7位 都立両国 60名

第8位 麻布55名

第9位 県立湘南 42名

第10位  都立小山台 41名

 

都立の全盛期!私立では麻布高校が唯一のトップ10入り。

こんなランキングに戻ることはもうないかな…

日比谷がどこまで復活するか。

 

 

 

 

東大合格者数ランキング関連では、こちらの本が詳しくて面白いです。

 

 

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください!

jukenn.hatenablog.jp

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2021年東大合格者数ランキング(11位~20位)速報値を見た雑感

 

2021年3月10日(水)に東大入試の合格発表があり、各高校から何人の合格者がいるのか、集計が始まっています。

 

速報値ですが、ランキングを見た感想を書いていきます。今回は11位~20位を取り上げます。

 

1位~10位は前回の記事をご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

 

 

以下のwebページを参考にしています。

www.inter-edu.com


 

 

 

第11位 浅野高校 48名

39→39→48と推移している。

栄光学園を抜いたぞ!

 

 

第12位 栄光学園高校 47名

62→77→54→57→47と推移していて、凋落気味。

聖光学院、浅野、横浜翠嵐に負ける時代がくるとは。

 

 

第12位 海城高校 47名

現役で理三3名!

推薦での合格者2名!(工学部、農学部) 

 

 

第14位 埼玉県立浦和高校 46名

22→41→33→46と推移している。

今年は公立が強い!

 

 

第15位 久留米大附設高校 36名

現役で理三3名!

安定的にこのあたりにランクインする学校という印象。

 

 

 

第16位 渋谷教育学園渋谷高校 33名

安定的に30名を超えるようになるか。

 

 

第16位 早稲田高校 33名

理三1名!

安定的に理三1名を輩出する。

 

 

第18位 ラ・サール高校 32名

トップ10には入らなくなってしまったが、理三には強い。今年は2名。

 

 

第19位 甲陽学院高校 31名

兵庫県で灘に次ぐ高校。

 

 

第19位 愛知県立岡崎高校 31名

26→27→19→31と推移している。

今年は公立高校がでの昨年比増が目立つ。

 

 

※発表されていない学校もありますし、集計が進むにつれて多少数字が変わることもあります。

 

 

 

〈おまけ〉

前回に引き続き、古い東大合格者数ランキングを見てみます。まずは1981年です。

 

第1位 灘 139名

第2位 開成 135名

第3位 筑波大附属駒場 110名

第4位 東京学芸大附属 89名

第5位 ラ・サール 88名

第6位 麻布 84名

第7位 栄光学園 75名

第8位 筑波大附属 72名

第9位 武蔵 68名

第10位  県立浦和 51名

 

灘が全国1位!

 

 

 

 

次に、1971年のランキングです。

 

第1位 東京教育大附属 125名

第2位 灘 124名

第3位 東京教育大附属駒場 103名

第4位 麻布 84名

第5位 都立西 81名

第5位 開成 81名

第7位 東京学芸大附属 72名

第8位 県立湘南 70名

第9位 都立戸山 69名

第10位  武蔵 60名

 ※東京教育大附属駒場:現 筑波大附属駒場

 ※東京教育大附属:現 筑波大附属

 

筑波大附属が全国1位!

都立西と開成が並ぶという今では考えられないランキング。

 

 

 

21位以下の学校も次回取り上げる予定です。

 

 

 

 

東大合格者数ランキング関連では、こちらの本が詳しくて面白いです。

 

 

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください!

jukenn.hatenablog.jp

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2021年東大合格者数ランキング(1位~10位)速報値を見た雑感

 

2021年3月10日(水)に東大入試の合格発表があり、各高校から何人の合格者がいるのか、集計が始まっています。

 

速報値ですが、ランキングを見た感想を書いていきます。今回は1位~10位を取り上げます。

 

以下のwebページを参考にしています。

www.inter-edu.com


 

 

 

第1位 開成高校 144名

あれ、少ないな。

直近4年間で、175→187→181→144と推移し、40年連続1位です!

 

 

第2位 灘高校 97名

昨年79名だったので、大幅に増加。

文三(10名)、理二(13名)と今まで極端に少なかった2つの科類での人数が多い印象。

理三12名は全国1位か(筑駒が未発表)。

 

 

第3位 麻布高校 82名

昨年68名だったので、大幅に増加。

昨年の不合格者が浪人して東大に再チャレンジしているためか、現役49名と現役合格率が非常に低い。 

 

 

第4位 聖光学院高校 79名

93→62→79と推移している。昨年からは増加。いずれ100名を超えるだろう。

栄光学園はもう敵ではない?

 

 

第5位 西大和学園高校 76名

昨年53名だったので、大幅に増加。トップ10の常連になるか。

首都圏以外では灘に次いで突き抜けている。

 

 

 

第6位 桜蔭高校 71名

66→85→71と推移している。文二が3名と異様に少ない。

 

 

第7位 渋谷教育学園幕張高校 67名

72→74→67と推移している。理三は0名で、ランキング上位の学校としては珍しい。

 

 

第8位 都立日比谷高校 63名

47→40→63と推移している。ついに60名を突破。完全に復活の道を歩む。

 

 

第9位 駒場東邦高校 56名

51→47→61→62→56と推移している。事務次官刺殺事件の息子が駒場東邦でいじめにあっていた、教諭のセクハラやパワハラ、集団万引きなど様々な問題を起こしている…と昨年書いたが、復活してきているか。

 

 

第10位 神奈川県立横浜翠嵐高校 50名

14→21→26→50と推移している。トップ10に神奈川県立高校は近年なかった。今後、筑駒などが発表されると、外れてしまう可能性大ではあるが…。都立に続き、神奈川県立も復活が近い(?)

新型コロナのせいで(おかげで)学校行事がなくなったという要因もあるか。

 

 

※発表されていない学校もありますし、集計が進むにつれて多少数字が変わることもあります。

 

 

 

〈おまけ〉 

20年前(2001年)の東大合格者数ランキングは以下のようになっています。

 

第1位 開成 175名

第2位 筑波大附属駒場 96名

第3位 灘 94名

第4位 麻布 87名

第4位 ラ・サール 87名

第6位 東京学芸大附属 75名

第7位 駒場東邦 68名

第8位 桜蔭 67名

第9位 海城 65名

第10位 巣鴨 58名

 

ラ・サール東京学芸大附属、巣鴨は久しくトップ10で見なくなってしまった…

ちなみに

第11位 栄光学園 48名

第11位 聖光学院 48名

第11位 桐蔭学園 48名

となっていて、第11位には当時の神奈川御三家が並んでいます。ここから20年で大きく変容しました。時間の流れを感じます。

 

 

1991年のランキングはこんな感じです。

 

第1位 開成 191名

第2位 ラ・サール 105名

第3位 麻布 102名

第4位 灘 101名

第5位 東京学芸大附属 96名

第6位 桐蔭学園 90名

第7位 武蔵 70名

第7位 栄光学園 70名

第9位 筑波大附属駒場 65名

第10位  県立千葉 61名

 

ラ・サール東京学芸大附属、桐蔭学園、武蔵の全盛期!

県立千葉が公立高校でトップ10入り!

 

 

 

11位以下の学校も次回取り上げる予定です。

 

 

東大合格者数ランキング関連では、こちらの本が詳しくて面白いです。

 

 

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください!

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【高校生の疑問に答える】学校の定期テストは捨てる(?)

 

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大学受験にあたって、多くの高校生が避けられない問題に直面します。

 

それは

 

「学校の定期テストの勉強をするべきなのか?」

 

という問題です。

 

定期テストの勉強は受験での勉強につながる

定期テストで点数を取れない人が、大学入試で点数を取れるわけがない

・高校に通っているのだから、学校の試験で良い点数を取ろうとするのは当たり前

 

など「定期テストの勉強をするべき」という意見がある一方で

 

定期テストで点数が取れなくても、入試本番で点数を取れればよい

定期テストの勉強は時間の無駄

・学校の先生が作る問題は入試問題とかけ離れたものが多い

 

など「定期テストの勉強をする必要はない(してはならない)」という意見もあります。

 

結論を出しましょう。

 

一般選抜で受験する人は

 

学校の定期テストの勉強をするべきではない

 

というのが答えです。

 

(言うまでもなく、学校推薦型選抜や総合型選抜で学校の成績が必要な人は、定期テストの勉強をするべきです。今回の話は一般選抜で受験する人を対象とします。)

 

もう少し詳しく言えば

 

・受験科目の定期テストは勉強せずに受けて、有効活用しよう

・受験科目でない定期テストは、完全に捨てよう(留年だけには気をつけて)

 

となります。

 

具体的に考えていきましょう。

 

 

 

 

 

定期テストの点数は合否に無関係

当たり前ですが、定期テストで50点の人も、定期テストで90点の人も、入試本番で何点取れるかだけで合否が決まります。

 

定期テストで何点を取ろうが、その点数は合否に直接影響することはないのです。

 

そのため、そんな試験で高得点を取ろうとする必要はないのです。

 

入試本番で合格点を取ることを目指して、日々の勉強を進めるべきです。

 

 

 

定期テストの勉強に使う時間を受験勉強に使うべき

受験勉強の計画を崩したり遅らせたりしてまで、定期テストの勉強を進める必要はありません。

 

実際、かなり多くの時間を捨てることになります。

 

定期テストが年間5回あり、2週間前から対策をすると仮定します。定期テスト期間が1週間あるとして、合計3週間が定期テストに費やされることになります。

 

1年間で15週間、3年間で45週間(約10ヶ月!)の時間を使うことになるです。

 

この時間を受験勉強に使うことができれば、どれだけ実力を伸ばすことができるでしょうか…という話です。

 

 

 

③勉強しないで受ければ、定期テストを有効活用できる

定期テスト」がムダというわけではなく、「定期テストの勉強」がムダなのです。

 

定期テストを受けることは確定しているので、それを有効活用することを考えてみましょう。

 

模試の代わりに使えばよいのです。

 

つまり、実力試しとして定期テストを受ければよいのです。

 

そのためには、定期テストの対策をしてはいけません。対策をしてしまうと、本来の実力以上の点数になる可能性が高いからです。

 

例えば、英語の定期テストでは、テスト範囲の文章(授業で扱った文章)と全く同じものが出題されることが多いです。日頃の授業も内職するなどして無視して、事前に勉強をしなければ、初見の文章になります。

 

こうすることにより、定期テストが模試になるのです。

 

悪問が出て点数が低くなっても気にする必要はなく、得点すべき問題ができているかどうかを気にすればよいのです。

 

 

 

 

 

④その他

定期テストの勉強もできて、さらに入試本番でも合格点を余裕で取れる人は、特に考えずに両方頑張ればよいでしょう。経験上、このような人は少数ですが。

 

・高校卒業を目指している人は、「留年しない」「卒業できる」を最低限の目標にしましょう。定期テストの点数がかなり悪くても、先生と相談すれば何とかなる場合が多いです(最下位の人でも進級して卒業しています)。

 

・いくつかのサイトを見ましたが、「定期テストは捨てよう」と書きながら、直前3日程度は勉強して、少しは点数を取れるようにしようと書いてあるページもありました。

しかもその理由として、学校の先生に嫌われると受験に必要な情報がもらえなくなるからと書かれていて、腰を抜かしそうになりました。

受験に必要な情報は高校からもらうのではなく、大学からもらうのです。(大学のwebページなどで発表されます)

そもそも、定期テストを捨てている生徒を嫌うという発想が理解できません…

 

・次の文章も参考にしてください。

森毅『数学受験術指南』(中公文庫)からの引用です。

森毅氏は、東京大学理学部数学科を卒業した後、京都大学の教授になった非常に有名な数学者です。この本には、大学入試の採点などについても書かれていて、受験生も指導者も一読しておくことを薦めます。

 

 

 受験が遠い目標なのだから、目先きのことにコセコセしてはいけない。いまダメでも、最後に入試に通ればよいのだ。

 これは、数学のつきあい方としても、鉄則だろう。数学とうまくつきあう法、数学を好きになり、数学からも好かれる法、それはアセリが禁物だ。それは、異性とのつきあいのようなものだ。

 目先きのテストによい成績をとること、そんなことは無視したほうがよい。高校だと、あまりヒドイと留年するが、留年さえしなければよい。

 内申書のない大学が多いから、高校の成績がビリだって、入試をうまくやれば大学へ入れる。その一方で、高校でトップだって、大学入試には関係ない。最後のゴールインが問題なので、それ以外のことはクヨクヨするまい。

 だから、テスト前の勉強は、留年の危機がないかぎり、絶対にするな。数学に関する限り、試験前に勉強して実力がつくことは、ほとんどない。実力以上に成績がよくなったりしては、それがマチガイのもとになる。どうせ入試のときには、わからない問題が出るのだから、わからないときの訓練と思って、テストを受ければよいのだ。

 成績を上げるかわりに実力をつけること、つねに実力以下の点数がつくように心がけること、これが受験数学以前の勉強法である。

 

(中略)

 

 その苦手の英語をものにするのには、あまり人にはすすめられない、特殊な方式をとった。三年の一年間、英語のリーダーにいっさい手をふれない誓いをたてたのである。

 そのかわり、他の中学で使っているリーダーを買ってきて、それといくつかの受験参考書とを独学した。授業中は、リーダーを見ずに、ほかのことをする。いまでいう内職だが、そのときは受験勉強というより、小説かなにか読んでイキヌキをしているのが多かったように思う。

 それで、当てられると、「わかりません」と解答拒否をする。つまり、実質的には、完全な授業ボイコットである。

 そうすると、学校のテストは、完全な実力テストになる。たまに一題ぐらい、比較的易しい問題が出たりして、友人に聞くと、それだけがリーダーにない問題だったりした。

 これは相当に危険な方法で、下手をすると落第してしまう。そうしたスリルに身をおいて、なんとかやってのけようとしたわけだ。

 これがよかったかどうか、いまだにわからないし、かなり度胸がないと、うまくいかないと思う。それにしても、英語のテストというのが、習ったところから問題が出るというのが、どうも腑に落ちなかった。

 少なくとも、高校へ入ってからや、入試に向かっては、よかったような気がしている。

 

 

・あまり大きな声では言えませんが、東大に何十人も合格するような高校では「内職」は横行しています。参考までに。

 

・人によって置かれている環境は異なりますが、その環境に文句を言うだけでなく、有効活用を考えていくことが大切です。

 

 

 

 

以上、定期テストに関する話でした。

 

 

 

興味があれば、過去の記事も読んでみてください。

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