受験百景(予備校講師のブログ)

英語、数学、国語などを教えています。「受験」や「入試問題」に関係する話、日々の雑感を様々な視点から書きます。備忘録も兼ねていますので、くだらない話もあるかもしれません。

【東京】自衛隊大規模接種センターのキャンセル待ちを取るコツ

 

大規模接種センター

 

 

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関して、自衛隊大規模接種センターでの予約が8月から本格的に再開されました。

 

以前は予約枠が余っていましたが、8月の枠は予約開始と同時にすべて埋まってしまうほど、人気になっています。

 

ただし、キャンセルする人が出ると、その分の枠が空くので、キャンセル待ちを狙う人が続出しています。

 

このキャンセル待ち狙いも非常に大変で、ページを更新し続け、空き枠が出るのをひたすら待つ、という方法でしかできないようです。

 

このキャンセル枠を確保する確率を大幅に上げる方法を見つけたので、紹介します。

 

実際にやってみたところ、開始から20分で予約を取ることができました。

 

その後で、試してみたところ、3分で取ることもできました(これは運が良かった)。

 

※これから紹介する方法は、スマートフォンではなく、PCで行うことを推奨します。また、接種券の情報を入力し、認証されている状態にしてください。

 

 

画面①

 

画面②

 

 

通常行われている方法は、次の2通りです。

 

接種会場(自衛隊大規模接種センターAなど)を選んだ後で出てくる「画面①」で更新を繰り返し、△(残りわずか)が表示されるのを待つ。

 

もしくは、「画面②」のように希望接種日を指定し、更新を繰り返し、接種会場が表示されるのを待つ。(その後の画面で△が表示されている)

 

 

画面③

 

この方法で運良く△が表示されても、次の画面は「画面③」のようになっていて、絶望するわけです。

 

他の人が先に枠を取ってしまっているのです。

 

おそらく△を発見した人が何人もいて、その中で次の画面に進み、枠を一番速い1人だけが獲得するのです。

 

 

画面④

 

誰かが予約する前に進むことができると、「画面④」が表示され、予約を取ることができるのです。

 

 

 

 

 

簡単に言えば、「スピード勝負」なのです。

 

普通の人よりも先に進み、クリックすることができれば予約できるのです。

 

その方法を紹介します。

 

まず、「画面③」まで行きます。

 

その方法は2つあります。

 

【A】△を見つけたら、それをクリックし、「画面③」まで行く。そこで予約が取れなくても戻らずに、「画面③」のままにしておく。

 

【B】URLを入力し、直接「画面③」に行く。

 

圧倒的に【B】が楽です。

 

https://www.vaccine.mrso.jp/sdftokyo/CustomReserves/input/44665/〇〇〇〇

https://www.vaccine.mrso.jp/sdftokyo/CustomReserves/input/44666/〇〇〇〇

https://www.vaccine.mrso.jp/sdftokyo/CustomReserves/input/44667/〇〇〇〇

https://www.vaccine.mrso.jp/sdftokyo/CustomReserves/input/44668/〇〇〇〇

 

のいずれかです。

 

44665は「自衛隊大規模接種センターA」

44666は「自衛隊大規模接種センターB」

44667は「自衛隊大規模接種センターC」

44668は「自衛隊大規模接種センターD」

 

を表します。

 

特に会場ごとの違いはないので、4つすべての「画面③」を用意すれば良いでしょう。

 

最後の〇〇〇〇には4桁の数字が入ります。

 

これが接種希望日を表します。

 

8月2日の18時に開始した予約の場合は

 

1931~1950のいずれか:8月4日(水)

1951~1970のいずれか:8月5日(木)

1971~1990のいずれか:8月6日(金)

1991~2010のいずれか:8月7日(土)

2011~2030のいずれか:8月8日(日)

 

を表します。

(詳細は調査中ですが、とりあえず、上記の数字を入れておけば成功しました)

 

例えば

https://www.vaccine.mrso.jp/sdftokyo/CustomReserves/input/44665/1951

とすれば、「自衛隊大規模接種センターA」の「8月5日(木)」に飛ぶことができます。

 

このURLから直接飛ぶ方法で「画面③」に行った後は、ページの更新を繰り返します。

 

「画面③」

自衛隊大規模接種センターA

自衛隊大規模接種センターB

自衛隊大規模接種センターC

自衛隊大規模接種センターD

の4つ分開いておくと、確率が4倍になります。

 

しばらくすると「画面④」になるので、急いでクリックして、予約を確定します。

 

「画面④」からもスピード勝負になりますが、他の人は1つ前の「△」のところから来ているので、ほとんどの場合、勝つことができます。

 

以上が、予約を取りやすくする方法(コツ)です。

 

非公式な方法なので、自己責任でやってみてください。

 

質問などあれば、コメント欄からお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

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養老鉄道に寄付しました

 

養老鉄道

 

 「ふるさと納税」を利用して、養老鉄道に寄付をしました。

 

正確に言えば、岐阜県池田町に寄付をして、「養老鉄道存続支援」に寄付金を使ってもらうという形になります。

 

養老鉄道は、岐阜県三重県を走っていますが、慢性的な赤字路線で沿線の自治体がその補填をしています。

 

「薬膳列車」や「WEBねこカフェ列車」など独特なイベントを開催し、観光に力を入れています。

 

それでも、財政的には存続の危機にあるのです。

 

この養老鉄道を存続させる手助けに、「ふるさと納税」を活用することができます。

 

ちなみに、岐阜県池田町に寄付をすると、例えば「トイレットペーパー」をもらうことができます。

トイレットペーパー

このおかげで、トイレットペーパーを買いに行くことはなくなり、買い物の負担が軽減されました。

 

岐阜県池田町にはこちらから寄付することができます。参考にしてください。

www.town.gifu-ikeda.lg.jp

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。 

jukenn.hatenablog.jp

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【関東】年収を上げたい人は、SAPIXの近くに住め!

 

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「SUUMO住みたい自治体ランキング2021 関東版」が発表されました。

 

1位  東京都港区

2位  東京都世田谷区

3位  東京都目黒区

4位  東京都渋谷区

5位  東京都千代田区

6位  東京都文京区

7位  東京都品川区

8位  東京都新宿区

9位  東京都中央区

10位  東京都杉並区

 

という結果でした。

 

これらの自治体に共通することは何でしょうか?

 

それは

 

SAPIXの校舎がある

 

ということです。

 

実際に、以下の校舎が存在します。

 

・1位  東京都港区

白金高輪(港区三田4-7-24)

白金台校港区白金2-7-16

 

・2位  東京都世田谷区

用賀校(世田谷区用賀4-10-1)

成城校(世田谷区成城6-4-16)

 

・3位  東京都目黒区

自由が丘校(目黒区自由が丘2-16-3)

 

・4位  東京都渋谷区

渋谷校(渋谷区道玄坂1-16-7)

 

・5位  東京都千代田区

お茶の水千代田区神田駿河台2-3)

 

・6位  東京都文京区

茗荷谷(文京区大塚1-1-10)

 

・7位  東京都品川区

大井町(品川区大井1-14-3)

 

・8位  東京都新宿区

高田馬場(新宿区高田馬場4-2-35)

 

・9位  東京都中央区

東京校中央区日本橋富沢町8-5)

 

・10位  東京都杉並区

下高井戸校(杉並区下高井戸1-5-1)

永福町校(杉並区永福1-44-12)

 

 

東京23区に限ると、ランキングがワースト5である

荒川区(88位)、葛飾区(64位)、足立区(51位)、墨田区(43位)、板橋区(40位)

にはSAPIXの校舎が存在しません。

 

SAPIXは東京都では有名な中学受験のための塾で、いわゆる「お金持ち」の家庭の子供が通います。

 

SAPIX側も「空いているところならどこでも」と校舎を作っているわけではなく、明確にお金持ちがいるところに開校しています。

 

SAPIXがあるところには、お金持ちが多く住んでいるということなのです。

 

総務省『令和2年度課税標準額段階別所得割額等に関する調』によると、23区の年収ランキングは

 

1位  港区

2位  千代田区

3位  渋谷区

4位  中央区

5位  目黒区

6位  文京区

7位  世田谷区

8位  新宿区

9位  品川区

10位  杉並区

 

となり、住みたい自治体ランキングと全く同じ区がトップ10を占め、これらの区にはSAPIXの校舎があるのです。

 

よって、お金持ちになりたい人は、今すぐにこれらの自治体に住むべきです。

 

特にトップ5の

港区、世田谷区、目黒区、渋谷区、千代田区

が良いでしょう。

 

 

 

…という結論になりますが、この話に違和感を感じる人もいるかもしれません。

 

「港区、世田谷区、目黒区、渋谷区、千代田区にはすでに収入が高い人が住んでいて、そこに住んでも収入が増えるわけではないのでは?」

 

と思うわけです。

 

しかし、面白いことに

 

年収は「住むところ」で決まる

 

のです。

 

働く場所が変われば、同じ能力の人でも収入が増えます。

 

極端な例を言えば、ある人が沖縄県のコンビニでアルバイトをすれば、時給800円です。

 

同じ人が、東京都のコンビニでアルバイトをすれば、時給1200円になります。

 

住む場所(働く場所)を変えるだけで、収入が変わるのです。

 

港区、世田谷区、目黒区、渋谷区、千代田区などに住むことにより、高収入の仕事を手に入れる確率が上がります。

 

高収入な人が近くにいると、直接関わりがなくても、その生活を見ることができます。

 

また、家賃など生活コストが高いため、必然的に高収入にならざるを得ません。

 

様々な要因がありますが、「住むところ」が最も重要なのです。

 

さらに詳しく知りたい人は

 

エンリコ・モレッティ 『年収は「住むところ」で決まる』(プレジデント社)

 

を読んでみてください。

 

 

 

 

以上、「SUUMO住みたい自治体ランキング2021 関東版」を見ていて、思ったことでした。

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

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「一流の人は学校の先生にならない」は嘘?

 

前回、森博嗣『勉強の価値』の中から

 

一流の人は学校の先生にならない

 

という話を取り上げました。

 

jukenn.hatenablog.jp

 

 

 

しかし、世の中には一流の人がいる学校もあります。

 

(「一流」と「一流でない」の判断は難しいので、ここでは深入りしません)

 

その1つが桜蔭中学校」「桜蔭高校」です。

 

以下の記事で、書道科の大野幸子先生が紹介されています。

style.nikkei.com

 

大野幸子先生は、桜蔭で非常勤講師をされながら、次の活動にも従事されています。

 

・全日本書芸文化院 役員

・高等学校芸術科書道教科書(教育図書) 編集委員

明治神宮書道会 審査委員

・NHK文化センター青山教室 仮名講座 講師

読売書法会 理事

・臨池会 理事

・東方書道院 同人

・書学書道史学会 会員

 

このように一流の書道家として客観的に評価されている人が、学校の先生になっているのです。

 

これは一例ですが、探してみると「一流の人」が先生をしている学校もあるのです。

 

そして面白いことに、「一流の人」がいる学校は、いわゆる「偏差値が高い進学校」なのです。

 

一流の人がいるから偏差値が高くなったのか、偏差値が高いから一流の人が集まるようになったのかは分かりませんが(どちらもあり得ます)、このような学校は「一流の人」に先生をやってもらう重要さを理解しているのです。

 

ただし、「先生」と言っても「非常勤講師」であることがほとんどです。副業で学校の先生をやっているのです。

 

森博嗣さんの意見を少し修正し

 

一流の人は学校の先生(正規雇用)にならないが、(副業として)非常勤講師をやっていることはある

 

とする方が、現状を表していると思います。

 

森博嗣『勉強の価値』にも次のように書かれていますが、人に教えることで初めて気づけることもあるのです。

 

先生にだけはなりたくなかった僕が、どういうわけか教壇に立つことになった。それでわかったのが、人に教えることはもの凄く勉強になる、ということだった。

 

そういう意味では、「一流の人」が人に教える機会を得ようとすることは当然かもしれません。

 

桜蔭」について知りたい人は、矢野耕平『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)を読んでみてください。

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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一流の人は学校の先生にならないという悲しい現実

 

森博嗣『勉強の価値』

 

 

森博嗣『勉強の価値』(幻冬舎新書を読みました。

 

(入試問題の題材となった本を読んだり、出題されそうな本を探したり、読書は仕事のひとつです。。。森博嗣の著作は『読書の価値』『孤独の価値』『自分探しと楽しさについて』などが入試問題になっていて、頻出著者のひとりです)

 

その中で、自分が薄っすらと考えていたことが見事に言語化されていたので、紹介します。

 

  学校の先生は、その分野で一流なのではない。むしろ二流か三流の能力しかない。一流の才能の持ち主は、小学校や中学校の先生にはならない。もっと適した職業に就いた方が、経済的に得だし、時間的にも有利だからだ。不謹慎な話になるかもしれないが、学校の先生の給料を十倍にすれば、もっと才能が集まるだろう。

 ときどき、「一流の選手はコーチには向かない。天才的な人には、ノウハウがない、初心者の状況が理解できない、才能のない者の気持ちがわからないからだ」といったもの言いが聞かれる。だから、二流や三流の才能に指導を受けた方が良い、という理屈らしいけれど、これは正しいだろうか?

 一般論は存在しない、と思う。ケースバイケースであろう。ただ、僕は、学ぶならば一流から学ぶ方が効率が高い、と考えている。僕の経験では、例外なくそうだった。その分野のトップの人と議論をするのは有益だし、そういう先生の言葉からは、どんなに小さなものでも拾い上げ、砂金を洗うようにして価値を見つけ出すことができた。

 

 

小説を解説するが、実は小説を1つも書いたことがない国語の先生。

 

数学の質問をしても答えられない算数の先生(なんと中学校の数学でさえも!)。

 

自分の書いた絵が安値でしか売れない美術の先生。

 

洋書を読んだことすらない英語の先生。

 

これらはたとえ話ですが、恐ろしいことにこのような先生が学校にはたくさんいるのです。

 

自分が小学生、中学生、高校生だったときに学校の授業を聞く気になれなかったのは、「この人たちは本物でない」ということがすぐに分かってしまったからです。

 

力をつけようと思ったら、それだけの力がある人の近くにいる方が可能性が高くなるのです。

 

大学受験で言えば、東大に合格したいと思ったら、東大生が近くにいる環境が良いのです。

 

だから、多くの塾や予備校は東大生をアルバイトとして採用しているのです。

 

医学部予備校であれば、医学部に通っている大学生をアルバイトとして雇っています。

 

「本物」が近くにいることでしか、学べないことがあるのです。

 

いわゆる「自称進学校」の生徒たちが学校に不満を抱える理由は簡単で、「東大に受かったことがない先生が、東大受験を勧め、その指導を行っているから」です。

 

指導力をつけるためにまずは先生自身が東大受験をしましょう、という研修を行ったら、おそらく全員が何らかの言い訳をしてやらないと推測できます。仮に、それで東大に受かったら、その学校を辞めて転職するでしょう。。。)

 

しかも、その指導内容が生徒から見てもわかるくらいに「的外れ」だから、より一層不満を抱えることになるのです。

 

東大の合格実績を伸ばそうとしている学校がたくさんありますが、それを実現するのは案外簡単です。

 

東大出身の先生を半数以上にする、東大生にアシスタントなどとしてアルバイトに来てもらう。

 

この2つを行うだけで、時間がたてば、東大合格者が増えていきます。

 

そのような取り組みが評判となって広がると、さらに東大志望者が集まり、合格実績が増えていくのです。

 

少し極端な例ですが、「鉄緑会」という塾はそれで有名になりました(講師の大多数が東大卒業生もしくは現役東大生)。

 

東大出身の先生を半数以上にする、東大生にアシスタントなどとしてアルバイトに来てもらう、というのは、文字にすると簡単なようですが、それを実行する学校は皆無です。

 

なぜなら、既存の先生(非東大卒)に反対されるから、そしてお金がかかるからです。

 

東大生をアルバイトとして雇うといっても、時給1000円では誰もこないでしょう。

 

 

 

 

 

「一流の選手はコーチには向かない。天才的な人には、ノウハウがない、初心者の状況が理解できない、才能のない者の気持ちがわからないからだ」

 

という話題もよく耳にします。

 

「勉強が得意でない先生の方が、わからない子の気持ちがわかる」と言われて、納得してしまう生徒や保護者も意外と多く存在します。

 

しかし、泳げない人に水泳を習っても泳げるようにはなりません。

 

当たり前の話です。

 

勉強ができない子の立場や考えに共感できるというだけで、勉強ができるようにはならないのです。

(この問題は難しいから解けなくても大丈夫だよ!という指導を繰り返すのです)

 

「勉強が得意でない先生の方が、わからない子の気持ちがわかる」というのを、売りにしている塾や学校もあるようですが、それは勉強が得意な先生を集められなかった言い訳をしているだけなのです。

 

少し過激な話もしてしまいましたが、冗談半分だと思ってください。

 

(次回へ続く)

 

 

 

 

 

 

 過去の記事もご覧ください。

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優秀な指導者はどのような人物か

 

今回は「優秀な指導者はどのような人物なのか」について、有名な話を2つ取り上げてみます。

 

まず、1つ目です。

 

四書五経のひとつである『書経』には、「優秀な指導者の人物像」について紹介されている部分があります。

 

四書五経」とは儒教に関する書物の中で特に重要な9つのことです。四書が『論語』『大学』『中庸』『孟子』、五経が『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』です。

 

その部分を引用します。

 

寛而栗(かんにしてりつ)

寛大であるが、厳しさもある

 

柔而立(じゅうにしてりつ)

柔和であるが、芯が通っている

 

愿而恭(げんにしてきょう)

慎重であるが、行動力もある

 

乱而敬(らんにしてけい)

有能であるが、他者を見下さない

 

擾而毅(じょうにしてき)

従順であるが、意志が強い

 

直而温(ちょくにしておん)

直情であるが、温和である

 

簡而廉(かんにしてれん)

大まかであるが、筋を通す

 

剛而塞(ごうにしてさい)

剛健であるが、思慮深い

 

彊而義(きょうにしてぎ)

行動力があるが、正義をもっている

 

簡単に言えば、対立する素質の両方を兼ね備えていくことが大切であるということです。

 

中国ではこの考え方が浸透していて、それを表すのが下の太極図です。

 

 

太極図

 

 

1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

例えば、寛大さと厳しさの両方を備えておき、そのときの状況に応じて臨機応変に使い分けていくことが重要なのです。

 

寛大すぎてなんでも許してしまう指導者も、厳しすぎて怖ろしい指導者もダメなのです。

 

 

 

次に2つ目です。

 

「教師は五者たれ」

 

という有名な格言があります。

 

誰が言い始めたのかは分かりません…

 

五者とは

 

学者、医者、役者、易者、芸者

 

のことです。

 

学者のように、自ら学び知識が豊かである

医者のように、生徒の状況を把握する

役者のように、生徒を魅了する

易者のように、生徒の将来を判断する

芸者のように、生徒のやる気を上げる

 

という5つの仕事(役割)をできる人が優れた指導者であるということです。

 

特に1つ目を忘れがちです。

 

自分は勉強しないのに、生徒には勉強しろと言う指導者も残念ながらたくさんいます。

 

ここでの本題ではないので深入りはしませんが、自分は本を読まないのに子供に本を読めと言う親ってたくさんいますよね…

 

自分は100点を取ったことがないのに、子供に100点を取れと厳しく指導する親もいますね…

 

客観的に見て、非常に滑稽な状況です。

 

子供に勉強してほしければ、親や指導者自身が子供以上に勉強すればよいのです。

 

その様子をみて、子供も勉強します。

 

「入試問題を解け!」と指示するのではなく、一緒に解くくらいでちょうど良いのです。

 

その他4つも、指導者としては当然のことですね。

 

予備校講師や塾講師、学校の先生でうまくいっていない人、また、これから目指そうとしている人はこのあたりを考えてみると良いのではないでしょうか。

 

少しでも参考になれば、幸いです。

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

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オンライン授業のおかげで東大合格者が増える理由とは

 

 緊急事態宣言延長により、都立高校でのオンライン授業も引き続き実施されるようです。

news.tbs.co.jp

 

 

「生徒の学びを止めない」という考えのもと、オンライン授業が実施されているようですが、果たしてオンライン授業は効果的なのでしょうか?

 

都立高校で東大合格者数の最も多い日比谷高校がオンライン授業に力を入れています。

 

少し古いですが、「公立高トップ、都立日比谷がオンライン授業続けるワケ」という記事が出てくるくらいです。

style.nikkei.com

 

 

日比谷高校は東大合格者が

・2020年 40名

・2021年 63名

と、コロナ禍で大きく躍進しています。

 

様々な要因がありますが、オンライン授業が貢献したとも言えるでしょう。

 

オンライン授業を実施すると東大合格者数が増えるのです。

 

その理由は

 

・授業中の内職が自由にできる

・登下校の時間がなくなり、勉強時間が増える

・部活動や学校行事に使う時間がなくなり、勉強時間が増える

 

です。

 

少し悲しいですが、これが現実です。

 

 

 

5月末までの約1ヶ月間、オンライン授業が続くとしたら、今年も日比谷高校は多くの東大合格者を出せるかもしれません。

 

昨年とは異なり、予備校や塾は休講になっていないため、成績上位層は今まで以上に効率よく勉強できそうです。

 

このあたりの事情は、学校側も把握しているのでしょうか?

(分かっていて、オンライン授業を実施しているならすごい!)

 

当たり前のことかもしれませんが、授業をたくさん聞くよりも、自分で勉強した方が実力がつくのです。

 

少ない授業の中で、勉強のヒントをもらったり、やる気を高めたりして、自分の勉強を充実させることが大切なのです。

 

あまり大きな声で言うと怒られるかもしれませんが、「自称進学校」に限って授業をたくさん詰め込んでいます(放課後講習などと称して夕方・夜まで授業をやっている…)。

 

その割に、東大合格者数が伸びている学校はありません。

 

授業は最小限にして、自由に勉強させた方が東大に受かるのです。

 

極端な例ではありますが、数学オリンピックに専念するために私立の進学校をやめて、都立の通信制高校に転校した人もいました。

 

2021年度は通信制のN高校が東大理三を輩出するなんてこともありました。

 

授業を詰め込んで無理矢理勉強させても、先生と生徒の双方が大変なだけです。

 

コロナ禍でこのことに気づいて躍進する高校は出てくるのでしょうか…?

 

 

 

過去の記事もご覧ください。 

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