受験百景(予備校講師のブログ)

「受験」や「入試問題」に関係する話、日々の雑感を様々な視点から書きます。備忘録も兼ねていますので、くだらない話もあるかもしれません。

大学への数学、2026年度の講義は安田亨師が担当に!!

 

大学への数学5月号

 

大学への数学・2026年5月号を読んで驚きました。

 

毎月決まった単元についての解説がされる「講義」というコーナーがあります。

 

この「講義」のページの担当が安田亨師になっていました。

 

知ってる範囲では初めてです。

 

昨年は雲K(雲幸一郎先生)の担当でしたが、あまり好きではなくほとんど読んでいませんでした。

 

雑談がなく無味乾燥、取り上げる大学入試問題の出典を書いていないといった理由です。

 

2026年度の講義はタイトルが「世界はどっちを向いている」で、この時点で面白そうです。

(2025年度の講義のタイトルは「数IIの面積」で読みたい!とはなりません…。)

 

 

 

 

書き出しを引用します。

2026年の入試も終わりました。東大・京大は大変難しい問題でした。一方で、京大の女子枠の数学は、異様な易しさです。私の最近の愛読書はMathematics Higher Level for the IB Diploma(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS)など、外国の教科書です。

 

5月号は数学IIの微積分を扱いますが、この書き出しの時点で読みたい!となります。

 

いきなり微積分の話をされても読みたいとはなりませんよね。

 

定期テストの話が出てきますが、「次に示す2題の中から出す」と言っても、2割の人は解けないようです。

 

これが出ると分かっていても、レベルを下げても、勉強しない人はしない。少しも覚えていない。

 

と苦言を呈しています。

 

また、「3次関数のグラフは箱入り娘」という解法が紹介されていますが、これを書籍で見ることができるのも貴重な機会です。

 

以前に書いたように、受験産業でも男女差別に厳しくなっているからです。

jukenn.hatenablog.jp

 

 

2026年度は70周年ということもあり、「大学への数学」をちゃんと読んでいこうと思いました。

 

 

 

 

興味があれば過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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【予想的中!】城南医志塾、潰れた

 

以前、以下の記事を投稿しました。

 

jukenn.hatenablog.jp

 

城南医志塾がそろそろ潰れると予想していました。

 

4月、新学期を前にして確認してみると…

 

ホームページがなくなっていました…

 

やはり閉業したようです…

 

 

受験直前期に急になくなる予備校に比べると良心的です。

(冬期講習のお金を回収して持ち逃げする予備校もある!?)

 

箱だけ用意して中身のない医学部予備校はどんどん潰れてますね。

 

工学部予備校や文学部予備校はないのに、医学部予備校だけたくさん作られているのも闇です。

 

このあたりの話もいつか気が向いたら書きたいです。

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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【大学への数学】東大文系数学の難易度

 

受験雑誌『大学への数学』(東京出版)[通称:大数]では、1993年以降の入試問題に難易度評価をつけています。

 

入試問題を1(易)~10(難)の10段階に分けたとき

A(基本)…5以下

B(基本)…6、7

C(基本)…8、9

D(基本)…10

としています。

 

また、目標時間は「*」1つで10分、「○」1つで5分、「#」で無制限を表しています。

 

今回は、「東大文系数学(前期日程)」について難易度を一覧にしてみました。

 

自分用のメモなので、分析や感想は別の記事に書く予定です。

 

 

・1993年

第1問 A*

第2問 B*○

第3問 C***

第4問 D***

・1994年

第1問 B**

第2問 B**

第3問 C***

第4問 B**○

・1995年

第1問 B***

第2問 B**

第3問 B***

第4問 B**

・1996年

第1問 A**

第2問 C***

第3問 C***

第4問 B**

 

・1997年

第1問 B***

第2問 B**

第3問 B**

第4問 B***

・1998年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 C***

第4問 B**

・1999年

第1問 A**

第2問 B***

第3問 B*

第4問 B***

・2000年

第1問 B**

第2問 B**

第3問 B*

第4問 D****

 

・2001年

第1問 B**

第2問 A*

第3問 C***

第4問 C***

・2002年

第1問 A**

第2問 B**

第3問 B***

第4問 B**

・2003年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 C**

第4問 C***

・2004年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C**

第4問 C***

 

・2005年

第1問 B**

第2問 C**

第3問 C***

第4問 C***

・2006年

第1問 B***

第2問 B**

第3問 B**

第4問 B***

・2007年

第1問 B**○

第2問 B**○

第3問 B**

第4問 B**

・2008年

第1問 A**

第2問 B**○

第3問 C***

第4問 C***

 

・2009年

第1問 B**

第2問 C**

第3問 B**○

第4問 B***

・2010年

第1問 A**

第2問 B**○

第3問 C**○

第4問 C***

・2011年

第1問 A**

第2問 C**○

第3問 C***

第4問 B***

・2012年

第1問 B**

第2問 B**○

第3問 C***

第4問 B***

 

・2013年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 B***

第4問 C***

・2014年

第1問 A*○

第2問 B**

第3問 C***

第4問 C**○

・2015年

第1問 B***

第2問 B***

第3問 B***

第4問 C***

・2016年

第1問 B**

第2問 B***

第3問 B***

第4問 C**

 

・2017年

第1問 A*○

第2問 B**

第3問 B*○

第4問 B**

・2018年

第1問 C***

第2問 B***

第3問 B*○

第4問 B**

・2019年

第1問 B**○

第2問 B***

第3問 B**○

第4問 B**○

・2020年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 B**○

第4問 C****

 

・2021年

第1問 B**

第2問 B***

第3問 B**○

第4問 D****

・2022年

第1問 C***

第2問 B***

第3問 C***

第4問 C***

・2023年

第1問 B**

第2問 B***

第3問 C***

第4問 C***

・2024年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 B**○

第4問 C***

 

・2025年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 C****

第4問 B***

・2026年

第1問 B**

第2問 B**○

第3問 B****

第4問 C****

 

 

「大学への数学」の過去問集としては、次のものが役に立ちます。

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください。

 

jukenn.hatenablog.jp

 

jukenn.hatenablog.jp

 

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黄チャートで男女差別が解消されてた

 

黄チャート

 

チャート式解法と演習(数研出版)数学I+A、通称「黄チャートIA」のPRACTICE32に次のような問題があります。

 

兄弟が合わせて52本の鉛筆を持っている。いま、兄が弟に自分が持っている鉛筆のちょうど \dfrac{1}{3} をあげてもまだ兄の方が多く、更に3本あげると弟の方が多くなる。兄が初めに持っていた鉛筆の本数を求めよ。

 

この問題文、かなり危険ですよね……。

 

 

 

 

改訂版では次のように変わっていました。

 

S、Tの2人が合わせて52本の鉛筆を持っている。いま、SがTに自分が持っている鉛筆のちょうど \dfrac{1}{3} をあげてもまだSの方が多く、更に3本あげるとTの方が多くなる。Sが初めに持っていた鉛筆の本数を求めよ。

 

「兄弟」という設定にすると、なぜ「姉妹」ではないのかと言い出す人がいます。

 

このようなクレームが入ったのでしょうか。

 

2021年には大阪医科薬科大学で次の問題が出題されています。

 

1枚の硬貨を兄、弟の2人が兄から始めて交互に投げる。投げる度に、表が出れば投げた人は1点を得て、裏が出れば点は得られない。2人の硬貨投げの合計回数を n と表す。 n 回まで硬貨投げが済んだときの兄、弟のそれぞれの合計得点をA_nB_n とおく。

(1) A_8=1B_8=4 になる確率を求めよ。

(2) n=1、2、\cdots、8のうちの1個以上の n で、B_n-A_n=3 となる確率を求めよ。

 

2026年だったら、男女差別であると炎上していたかもしれません……。

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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【東大教授おすすめ本】「猫のゆりかご」を読み直す

 

猫のゆりかご

 

 

カート・ヴォネガット・ジュニア「猫のゆりかご」(ハヤカワ文庫)を読み直しました。

 

語り手のジョーナが「世界が終末をむかえた日」(日本に原子爆弾が投下された日)についての本を執筆するために、原爆の開発者のフィーリクス・ハニカー博士の家族に取材をするという話です。

 

宗教、国家、科学についてさまざまな考察が進みます。

(「ボコノン教」という宗教、「サン・ロレンゾ共和国」という独裁国家、「アイス・ナイン」という科学が登場する)

 

1963年に出版された古い本ですが、内容は現代にも通用します。

 

127章という非常に多い章からなっていて、1つの章は数ページで完結します。

 

サクサクと読み進めることができます。

 

この本は東大教養学部(前期課程)の「熱力学」という授業で紹介されました。担当は池上高志教授でした。(本年度で退官されてしまうようです)

 

なので、「猫のゆりかご」は「生命のサンドウィッチ理論」(池上高志、講談社)とセットで頭に残っています。

 

どちらも名著です。ぜひ、読んでみてください。

 

 

 

 

過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

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【大学への数学】東大理系数学の難易度

 

受験雑誌『大学への数学』(東京出版)[通称:大数]では、1993年以降の入試問題に難易度評価をつけています。

 

入試問題を1(易)~10(難)の10段階に分けたとき

A(基本)…5以下

B(基本)…6、7

C(基本)…8、9

D(基本)…10

としています。

 

また、目標時間は「*」1つで10分、「○」1つで5分、「#」で無制限を表しています。

 

今回は、「東大理系数学(前期日程)」について難易度を一覧にしてみました。

 

自分用のメモなので、分析や感想は別の記事に書く予定です。

 

 

・1993年

第1問 D**

第2問 B**

第3問 D****

第4問 B**

第5問 D***

第6問 C***

・1994年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C***

第4問 D***

第5問 C***

第6問 D****

・1995年

第1問 B**

第2問 C**

第3問 B**

第4問 C***

第5問 C**

第6問 B***

・1996年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 D***

第4問 C**

第5問 B**

第6問 C***

 

・1997年

第1問 B**

第2問 D****

第3問 C***

第4問 C***

第5問 C***

第6問 B***

・1998年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 D****

第4問 D***

第5問 D****

第6問 C***

・1999年

第1問 A**

第2問 C***

第3問 B***

第4問 C****

第5問 D#

第6問 D****

・2000年

第1問 B**

第2問 D****

第3問 B**

第4問 C****

第5問 C**

第6問 C***

 

・2001年

第1問 B**

第2問 C****

第3問 B***

第4問 C***

第5問 D****

第6問 D*****

・2002年

第1問 A*

第2問 B**

第3問 C***

第4問 A*

第5問 B**

第6問 C***

・2003年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 C****

第4問 C**

第5問 C***

第6問 B**

・2004年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C******

第4問 C**

第5問 C****

第6問 C***○

 

・2005年

第1問 C***

第2問 D****

第3問 B**

第4問 C**

第5問 C***

第6問 C***

・2006年

第1問 B**

第2問 B*

第3問 C****

第4問 B**

第5問 C****

第6問 C***

・2007年

第1問 C**

第2問 B**○

第3問 C****

第4問 C***

第5問 B**

第6問 C***

・2008年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C***

第4問 B**

第5問 C***

第6問 C***

 

・2009年

第1問 D***

第2問 C***

第3問 B**○

第4問 C***

第5問 C***

第6問 D****

・2010年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C***

第4問 C***

第5問 C***

第6問 C****

・2011年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 D****

第4問 B***

第5問 C***

第6問 D****

・2012年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 B**○

第4問 D***

第5問 B***

第6問 C****

 

・2013年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 C****

第4問 C***

第5問 D***

第6問 C*****

・2014年

第1問 B**○

第2問 B**

第3問 C***

第4問 C***

第5問 C***

第6問 C***

・2015年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 B***

第4問 B***

第5問 C***

第6問 C***

・2016年

第1問 B**○

第2問 B***

第3問 B**

第4問 C***

第5問 C***

第6問 C***

 

・2017年

第1問 A*○

第2問 B**

第3問 C***

第4問 B**

第5問 B***

第6問 C***

・2018年

第1問 B*○

第2問 C***

第3問 B***

第4問 B*○

第5問 D****

第6問 C****

・2019年

第1問 B**

第2問 B**○

第3問 C****

第4問 C***

第5問 C***

第6問 C*****

・2020年

第1問 B**○

第2問 B**○

第3問 B***

第4問 C****

第5問 C***

第6問 C****

 

・2021年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 B***

第4問 D****

第5問 C***

第6問 C***

・2022年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 B***

第4問 C****

第5問 C***

第6問 D****

・2023年

第1問 C***

第2問 C***

第3問 C****

第4問 B***

第5問 C***

第6問 D#

・2024年

第1問 B**

第2問 C***

第3問 C****

第4問 B****

第5問 B***

第6問 D*****

 

・2025年

第1問 B**○

第2問 C***

第3問 C***

第4問 C***

第5問 D***

第6問 C****

・2026年

第1問 D****

第2問 B**○

第3問 C***

第4問 C****

第5問 C***

第6問 D****

 

 

「大学への数学」の過去問集としては、次のものが役に立ちます。

 

 

興味があれば、過去の記事もご覧ください。

 

jukenn.hatenablog.jp

 

jukenn.hatenablog.jp

 

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2026年東大合格者数ランキング(11位~20位)速報値を見た雑感

 

2026年3月10日(火)に東大入試の合格発表があり、各高校から何人の合格者がいるのか、集計が始まっています。

 

速報値ですが、ランキングを見た感想を書いていきます。今回は11位~20位を取り上げます。

 

インターエデュのwebページを参考にしています。

https://www.inter-edu.com/univ/2026/jisseki/todai/ranking/

 

 

 

第11位 久留米大附設高校 43名

ホリエモンを輩出した高校。トップ20には安定的に入ってくる。

 

 

第12位 横浜翠嵐高校 41名

昨年の74名から激減。学校の教育が良い・悪いではなく、東大に合格する生徒をどれだけ集められるかの勝負。今年は湘南高校に流れてしまった。

 

 

第13位 駒場東邦高校 39名

直近5年間で、60→72→44→39→39と推移し、低迷している。

巣鴨とか武蔵のようになってしまうのか…

 

 

第14位 湘南高校 38名

横浜翠嵐が減った分、こっちが増えただけ。

 

 

第14位 浅野高校 38名

中学受験で聖光学院や栄光学園に行けない層をうまく集めることができている。

 

 

 

第16位 早稲田高校 37名

安定的にトップ20に入るようになってきた。

「早稲田には行かない!」という強い気持ち。

 

 

第17位 渋谷教育学園渋谷高校 36名

渋渋。英語に強いと東大に受かりやすいを体現する学校。

実際、東京科学大(旧東工大)は4名と少ない。

 

 

第17位 筑波大附属高校 36名

悠仁さまを輩出した高校。学校は何もすごくなく塾次第なので、悠仁さまは東大に行けず…

 

 

第19位 東海高校 34名

国公立医学部医学科ランキングの1位。

その中で東大にこれだけ受かるのはすごすぎる。

 

 

第20位 甲陽学院高校 33名

関西で灘に行けない層をうまく集めている。

 

※発表されていない学校もありますし、集計が進むにつれて多少数字が変わることもあります。

 

 

 

 

 

 

東大合格者数ランキング関連では、少し古いですが、こちらの本が詳しくて面白いです。

 

 

 

 

 

時間があれば、過去の記事もご覧ください。

jukenn.hatenablog.jp

 

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