受験百景(予備校講師のブログ)

「受験」や「入試問題」に関係する話、日々の雑感を様々な視点から書きます。備忘録も兼ねていますので、くだらない話もあるかもしれません。

2022年共通テスト国語で出典になった本

 

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毎年、共通テスト(センター試験)の国語で題材となった本を読むことを楽しみにしています。

 

本日実施された2022年共通テストの題材となった本を紹介します。

 

第1問は

檜垣立哉『食べることの哲学』

藤原辰史『食べるとはどういうことか』

からの出題でした。

 

それぞれ世界思想社農山漁村文化協会から出版されています。

 

檜垣立哉『食べることの哲学』は、2019年北海道大学神戸大学での出題がありました。

 

藤原辰史『食べるとはどういうことか』は、2021年栄光学園中学校での出題がありました。

(小学6年生と高校3年生が同じレベルの文章でテストされるということです)

 

やはり、どの科目も入試には「流行」があるようです。

 

どの部分が入試問題になっているのか、後で読み比べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

第2問は

黒井千次「庭の男」

からの出題でした。

 

『石の話』(講談社文芸文庫に収録されています。

 

絶版になっているようです。

 

1984年の共通一次試験(センター試験の前身)でも黒井千次の作品が出題されています。

 

その問題を作者の黒井さん自身が解いてみたが、答えを出せなかったという有名な話があります。

 

 

 

 

 

 興味があれば、過去の記事もご覧ください。

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