読書
2022年京都大学 国語(理系)第2問は、多和田葉子『雲をつかむ話』からの出題でした。 そして、2022年東京大学 英語 2(B)は次のような問題でした。 以下の下線部を英訳せよ。 旅人は遠い町にたどりつき、街路樹が家並み、ショーウインドウの中の商品や市場…
NHKテキストに「100分de名著」というシリーズがあります。 誰もが一度は読みたいと思いながら、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回=100分で読み解く番組です とwebページでは紹介されています。 テレビ番組ではありますが、テキ…
読書の楽しみの一つに「同じ言葉に偶然出会う」ということがあります。 使用頻度の高くない言葉に、違う本で出会うと「おっ!」という驚きを感じます。 最近、「銀の弾丸」という言葉に、2冊の本で出会いました。 1冊目は、ハワード・マークス『投資で一番大…
2021年共通テスト 世界史Bの問題では、ジョージ・オーウェル『1984年』が取り上げられました。 該当箇所を引用します。 世界史の授業で、イギリス人作家ジョージ=オーウェル(1903~1950年)の小説『1984年』を紹介し、討論をした。配付された資料と、生徒…
パブリッシャーズ・レビューをご存じでしょうか? パブリッシャーズ・レビューは、東京大学出版会、白水社、みすず書房の3社が、各月15日に発行するタブロイド判出版情報紙です。 無料で購読することができます。 東京大学出版会が5月・11月、白水社が1月・…
前編の続きです。 jukenn.hatenablog.jp 6.パターン化本能(「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み) 受験生は、ひとりの意見を鵜呑みにしてしまうことが多いです。 「合格体験記に書いてあったから」「先生が言っていたから」「親に薦められ…
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(日経BP)という本があります。 貧困、人口、教育、エネルギーなど世界の数多くの問題について、一般人も専門家も勘違いをしていることを紹介し、事実に基づく正しい世界の見方や知識を提示していく、という内容の本で…
先日、以下の記事を書きました。 jukenn.hatenablog.jp この中で、伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)を取り上げましたが、なんと著者本人のもとに届いたようです! 流行してる(笑)https://t.co/NQBSLIraSf — 伊藤亜…
2020年高校入試の国語の出典が面白いことになっていました。 首都圏の国立大附属高校で難関とされている4校の出典を見てみましょう。 ・筑波大学附属駒場高校 大問1 伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』 大問2 梶井基次郎『過古』 大問3 『…
2020年一橋大の現代文(問題一)は、信原幸弘『情動の哲学入門 価値・道徳・生きる意味』からの出題でした。 // リンク 問題はこちらで入手できます。 www.sankei.com 全文を読んでいない人、読むのが面倒な人のために、各段落の要約を載せておきます。 第1…
よく書店を散歩します。 暇な時間に書店に立ち寄ったり、休みの日に書店を巡ったりします。 高校生のときは、ほとんど毎日書店に行き、そこで勉強へのやる気をもらっていました。「学習参考書」→「専門書」→「文庫」→「新書」→「雑誌」という流れの中で目に…