2022年東大合格者数ランキング(1位~10位)速報値を見た雑感
2022年3月10日(木)に東大入試の合格発表があり、各高校から何人の合格者がいるのか、集計が始まっています。
速報値ですが、ランキングを見た感想を書いていきます。今回は1位~10位を取り上げます。
以下のwebページを参考にしています。
第1位 開成高校 192名
昨年の144名から大幅に復活。
直近5年間で、175→187→181→144→192と推移し、41年連続1位です!
第2位 灘高校 92名
理三10名で現時点で桜蔭(13名)に負けている。これは珍しい。
文科二類はたったの2名。灘の中で敬遠されている?
第3位 聖光学院高校 91名
62→79→91と推移し、爆発的に増加。
ライバルは栄光学園ではなく、灘になった。
ただし、聖光は理科三類0名。
第4位 西大和学園高校 79名
16→21→17→28→32→35→30→42→53→76→79と推移し、トップ10の常連入り。
京大にも40名合格。
100名を超えるところまで伸びそう。
第5位 桜蔭高校 77名
理科三類13名で、トップか(筑駒未発表)。
文科二類が6名で少ない。灘と似たような傾向。
第6位 渋谷教育学園幕張高校 74名
このあたりで安定してきた。トップ10の常連。
第7位 都立日比谷高校 65名
47→40→63→65と推移している。
昨年が偶然の増加でなくよかった。
第8位 麻布高校 62名
88→94→78→98→100→66→86→62と推移している。
緩やかに減少?
そろそろトップ10から外れそう?
第9位 駒場東邦高校 60名
51→47→61→62→56→60と推移している。
40台には戻らず、復帰。
第10位 栄光学園高校 58名
聖光学院に突き放されてしまった。
横浜翠嵐が52名で、神奈川県ナンバー2も怪しくなっている。
※発表されていない学校もありますし、集計が進むにつれて多少数字が変わることもあります。
〈おまけ〉
20年前(2002年)の東大合格者数ランキングは以下のようになっています。
第1位 開成 164名
第2位 麻布 94名
第2位 灘 94名
第4位 東京学芸大附属 87名
第5位 筑波大附属駒場 79名
第6位 ラ・サール 78名
第7位 桜蔭 74名
第8位 巣鴨 63名
第9位 駒場東邦 62名
第10位 海城 53名
残念ながら、ラ・サール、東京学芸大附属、巣鴨は凋落してしまいました。
ちなみに当時の神奈川御三家は
第11位 桐蔭学園 49名
第12位 栄光学園 48名
第14位 聖光学院 43名
となっていて、ここからの聖光学院の伸びは凄まじいです。
さらに10年前、1992年のランキングはこんな感じです。
第1位 開成 201名
第2位 麻布 126名
第3位 桐蔭学園 114名
第4位 灘 105名
第5位 東京学芸大附属 95名
第6位 武蔵85名
第7位 筑波大附属駒場 81名
第7位 ラ・サール 81名
第9位 巣鴨78名
第10位 栄光学園74名
公立高校はゼロ。
11位以下の学校も次回取り上げる予定です。
東大合格者数ランキング関連では、少し古いですが、こちらの本が詳しくて面白いです。
興味があれば、過去の記事もご覧ください。