2020年度第1回全統模試中止!!
河合塾が実施している模擬試験(全統模試)について発表がありました。
4月10日から全統模試の受付を開始する予定でしたが、新型コロナウイルスによる感染拡大の状況を鑑み、模擬試験会場(公開会場)での実施を中止することが決定しました。(学校内での受験や自宅での受験はあり得るようです)
次の模試が中止対象となります。
・第1回全統共通テスト模試
・第1回全統記述模試
・第1回全統高2模試
・第1回全統高1模試
以下のページで発表されています。
以下裏話です。(昔の話なので現在とは異なる部分もあります)
河合塾では1回分の模試を作成するのに、5ヵ月かけています(会議回数7回)。
1科目1回分の模試作成の人件費として100万円~250万円かかります。
一人当たりの報酬としては、チーフが約35万円、一般スタッフが約25万円だそうです。
これだけのお金をかけているのに中止を決断するとはさすが河合塾です。
このあたりの裏事情を詳しく知りたい人は、丹羽健夫『悪問だらけの大学入試 ― 河合塾から見えること』(集英社新書)を読むと良いでしょう。河合塾の教育本部長や進学情報センター所長を務めた丹羽健夫氏による著書です。予備校の裏話が書かれています。
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「自宅受験」のメリット・デメリットも書きました。読んでみてください。
中止になった模試の一部は特別に受験できることになりました。