オンライン授業のおかげで東大合格者が増える理由とは
緊急事態宣言延長により、都立高校でのオンライン授業も引き続き実施されるようです。
「生徒の学びを止めない」という考えのもと、オンライン授業が実施されているようですが、果たしてオンライン授業は効果的なのでしょうか?
都立高校で東大合格者数の最も多い日比谷高校がオンライン授業に力を入れています。
少し古いですが、「公立高トップ、都立日比谷がオンライン授業続けるワケ」という記事が出てくるくらいです。
日比谷高校は東大合格者が
・2020年 40名
・2021年 63名
と、コロナ禍で大きく躍進しています。
様々な要因がありますが、オンライン授業が貢献したとも言えるでしょう。
オンライン授業を実施すると東大合格者数が増えるのです。
その理由は
・授業中の内職が自由にできる
・登下校の時間がなくなり、勉強時間が増える
・部活動や学校行事に使う時間がなくなり、勉強時間が増える
です。
少し悲しいですが、これが現実です。
5月末までの約1ヶ月間、オンライン授業が続くとしたら、今年も日比谷高校は多くの東大合格者を出せるかもしれません。
昨年とは異なり、予備校や塾は休講になっていないため、成績上位層は今まで以上に効率よく勉強できそうです。
このあたりの事情は、学校側も把握しているのでしょうか?
(分かっていて、オンライン授業を実施しているならすごい!)
当たり前のことかもしれませんが、授業をたくさん聞くよりも、自分で勉強した方が実力がつくのです。
少ない授業の中で、勉強のヒントをもらったり、やる気を高めたりして、自分の勉強を充実させることが大切なのです。
あまり大きな声で言うと怒られるかもしれませんが、「自称進学校」に限って授業をたくさん詰め込んでいます(放課後講習などと称して夕方・夜まで授業をやっている…)。
その割に、東大合格者数が伸びている学校はありません。
授業は最小限にして、自由に勉強させた方が東大に受かるのです。
極端な例ではありますが、数学オリンピックに専念するために私立の進学校をやめて、都立の通信制高校に転校した人もいました。
2021年度は通信制のN高校が東大理三を輩出するなんてこともありました。
授業を詰め込んで無理矢理勉強させても、先生と生徒の双方が大変なだけです。
コロナ禍でこのことに気づいて躍進する高校は出てくるのでしょうか…?
過去の記事もご覧ください。