【東大受験】まともな国語講師の見分け方
東大受験において、「国語」は力を入れてはいけない教科です。
国語は合否を分けない教科だからです。
2020年度入試では(他の年度でもほとんど同じですが)
・文科は合格者・不合格者ともに45~75点(120点満点)
・理科は合格者・不合格者ともに30~50点(80点満点)
の範囲にほとんどの受験者が存在します。
一方で、例えば「数学」は
・文科は合格者30~50点、不合格者20~40点(80点満点)
・理科は合格者50~100点、不合格者20~60点(120点満点)
の範囲に分布していて、合格者と不合格者で大きな差がついています。
東大受験では、安定して点数の取れる「英語」「理科」「社会」で得点の基盤を作り、そこに「数学」が揃えば合格できるというのが定石(セオリー)です。
高校2年生の終わりまでに「英語」「数学」をある程度完成させ、高校3年生で「理科」「社会」に時間をかけるのです。
その中で「国語」は比重が非常に小さいのです。
東大合格者のほとんどは「国語」にかける時間・労力が「英語」「数学」の10分の1にも満たないです。
英語、数学、国語を同じだけ勉強している人がいたら、びっくりです。
国語をいくら勉強しても、他科目の失点を取り返すことはできないのです。
さて、ここまでのことを踏まえて本題です。
国語については、東大受験においてどのような講師についていけばよいのでしょうか。
(もちろん、独学でも構いませんが、ここでは塾や予備校に通うという前提で話を進めます)
見分けるポイントは2つです。
1.国語を1年で仕上げることを目指しているか
国語を高校1年生からどんどん勉強していこうなどという講師は東大受験をわかっていない可能性が高いです。
もちろん、高校1年生で完成させるのであれば悪くはありませんが、そんな暇があったら英語と数学に全力投球すべきです。
最後の1年で勉強して、合格者の平均程度を取れるようにすることが大切なのです。
東大合格の感覚が分かっているかどうかを簡単に見分けることができるのが2つ目のポイントです。
2.その講師が数学も得意かどうか
自分が受験生のときに数学を捨てていた講師に限って、国語の位置づけを分かっていません。
そして「国語は最も大切な教科だ」「国語に勉強時間をかけるべきだ」という自分の経験だけに基づいた独りよがりなアドバイスをしてくるのです。非常に厄介です。
東大受験における数学の重要性を分かっている講師であれば、そんなことは言いません。
「国語に時間をかけてはいけない」「英語と数学を勉強してください」と言うはずです。
その講師が数学が得意であるかどうかを確認すれば簡単に見分けることができるのです。
そもそも、数学ができないのに「国語では論理が大切だ」とか言うような人は国語の講師としては失格です…。そんなに大切な「論理」が身についているなら数学ができるはずです…。
戦略もなく受験生に「読書」を勧めるような意味不明な講師についていって、時間を無駄にしないようにしましょう。
(「読書」を否定しているわけではありません。余裕で東大に合格できる人は、たくさん本を読むのがよいでしょう。)
英語と数学を早期からたっぷりと時間をかけて勉強すれば、東大合格が一気に近づきます。
興味があれば、過去の記事もご覧ください。